2014年07月13日
ケアリ亜属の翅アリを巻いた

アントフライのパターンもいろいろあるけど翅アリの話。
春から秋までそれぞれのシーズンに分けて色んな種類のアリが飛ぶ。
梅雨の合間や梅雨明け後は飛ぶ種類も多い。
複数種の中であえてモデルになってもらったのが画像のアリ。
ケアリ属ケアリ亜属にも複数の種があるけどクイーンのカーストのフォルムはだいたいこんな感じ。
コロニーが大規模化する種が多くて、飛ばす翅アリも膨大な数になる。
夕暮れから夜間に飛ぶことが多い。
しかし曇天だと午後の明るい時間帯から飛んで落ちて水面を賑わすことがある。
女王の体長は8mm~10mm程度。

こちらはトビイロケアリのオスアリ。
方眼紙の細目は1mmで体長は4mm程。
飛出する翅アリはオスアリのほうが断然数が多いから人間には目立つ。
でも多くの翅アリが流れた場合、選択的に女王のほうが食われてる(と思う)。
フライは小さくなるほど扱いづらいしフッキングも悪くなる。
だから小さなオスにサイズを合わせなくても・・・と考えている。

フライボックスを眺めてたら10年前にはこの手のフライが3個はあったのに1個しか見当たらない。
で、巻き足した。
フックはTMC900BL#14。
#16でも良いけどあえてちょっと大き目。
ウィングはV字に付けてあって素材はハイビズ。
浮力性を上げるためハックルをウィングの前と後ろに1巻きずつ。
下側に突き出たハックルはタイングの後にカット。
ハックルを巻かないパターンも有効。
本物に比べて腹部のボリューム感が足らないかな~。
大きな堰堤の上のプールの緩い流れのアマゴも騙せたからこれでもいいと思う。
ウィングもハックルもボテっとならないほうが良いみたい。

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そんなに出番があるフライじゃない。
たぶん10年後にも残ってると思う。
Posted by like a stream at 15:43│Comments(2)
│フライタイングとか
この記事へのコメント
特定種のカゲロウを模してタイイングする人は多いでしょうが、
特定種のアリをタイイングするのは、まさに release-windknotさんの
真骨頂ですね!渓でアリを見る度に思い出します。(笑)
特定種のアリをタイイングするのは、まさに release-windknotさんの
真骨頂ですね!渓でアリを見る度に思い出します。(笑)
Posted by jbopper
at 2014年07月14日 19:30

jbopperさん、ようこそ。
渓を釣り上がっているときも、どんなアリがいるのか気になってたりします^^。
渓を釣り上がっているときも、どんなアリがいるのか気になってたりします^^。
Posted by release-windknot
at 2014年07月14日 20:46

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