2011年04月05日
蜂の巣の中の住人

前記事2010年8月29日の自宅に出来たキアシナガバチの巣を取ってきました。
アシナガバチのコロニーは、秋にオスと翌年の為の女王蜂を生産して役割を終えます。
女王蜂は現在、枯れ竹の中や樹皮の隙間等で越冬中。
活動に適した暖かさになると目覚めた女王蜂1匹が最初から巣を作り始めます。
前年に作られた巣をハチが利用することはありません。
で、古い巣は空っぽかというと・・・別の住人が入居しております。

セルを良く見ると空き家もあるけど糸で封鎖された部屋も多い。
なにやら糞が排出されていたりします。
子供の頃、古い蜂の巣をバラした時に何かの幼虫がでてきた。
でもそれが何か分からなかった。
こういう疑問もネットで調べられる、便利な時代になったもんです。

カッターナイフで巣を切ってみると、基部辺りにこんな幼虫が見つかります。
体長は15ミリほど、蛾の幼虫らしい。
ネットで得られた情報ではメイガ科の仲間で、ハチの幼虫や巣材を餌として育つ種らしい。
葉っぱを食べてる蛾の幼虫はアシナガバチに狩られて餌となる。
一方ではアシナガバチの巣に卵を産みつけ、ハチの幼虫を餌にする蛾もいる。
蛾もなかなかやりおるわい。
写真の蛾の幼虫の種名は不明。
セグロアシナガバチの巣からはウスムラサキシマメイガ。
スズメバチの巣からはモモイロシマメイガとギンモンシマメイガの情報が得られた。
キアシナガバチからは何が出るのだろう。
成虫が羽化すれば同定も可能かもしれない。

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蛾が羽化することを期待して、アシナガバチの巣をタッパーに保管した。
無事に羽化するだろうか。
巣をバラした時に死んで干からびつつある蛾の幼虫を多数発見した。
乾燥した環境だから上手く育たないのだろう。
ハチの活動期であればそこから水分を得られる。
今水分を得るとしたら蛾の幼虫か?
干からびつつある幼虫も次世代への役に立っているのかも。
そんな気もする。
Posted by like a stream at 08:15│Comments(8)
│ガサガサとか水槽の魚とか
この記事へのコメント
こんにちは
自然はちゃんとリサイクルして回っているんですね。
一瞬餌釣り師転向か?と思ったのは私が単なる釣り〇鹿だからでしょうね。(笑)
これを羽化させてやろうと目論むのは、さすがrelease-windknotさん!
タッパーでは酸欠にならないですかね?温度・湿度調整は?
自然はちゃんとリサイクルして回っているんですね。
一瞬餌釣り師転向か?と思ったのは私が単なる釣り〇鹿だからでしょうね。(笑)
これを羽化させてやろうと目論むのは、さすがrelease-windknotさん!
タッパーでは酸欠にならないですかね?温度・湿度調整は?
Posted by jbopper
at 2011年04月05日 11:32

いやぁ、三つ目の画像は私にはキツ過ぎるぅ~!
イモムシ系がダメなのでフライをやっているもんで…。
イモムシ系がダメなのでフライをやっているもんで…。
Posted by blue at 2011年04月05日 22:05
こんにちは、お久しぶりです。
その家のほとんどの住人はスズメバチにやられ、
残った子(幼虫)は蛾の餌ですか・・・
容赦ない厳しい世界ですね。
その家のほとんどの住人はスズメバチにやられ、
残った子(幼虫)は蛾の餌ですか・・・
容赦ない厳しい世界ですね。
Posted by タカやん at 2011年04月05日 23:59
jbopperさんようこそ。
ぶどう虫みたいですね^^。
経験上、」密閉容器でも酸欠の心配はなさそうです。
温度は暖まり過ぎない場所で大丈夫かと。
湿度管理が一番の難関です。
干からびそうな状態ですけど、下手に加湿するとカビそうです。
blueさん、ようこそ。
済みません。
イモムシ系がダメでしたか。
私は足が多い系が苦手です^^。
タカやんさん、ようこそ。
スズメバチに襲われてるのは別の家族でした。
しかし安全なはずの巣の中で蛾の幼虫に食われるとは。
厳しい世界です。
ぶどう虫みたいですね^^。
経験上、」密閉容器でも酸欠の心配はなさそうです。
温度は暖まり過ぎない場所で大丈夫かと。
湿度管理が一番の難関です。
干からびそうな状態ですけど、下手に加湿するとカビそうです。
blueさん、ようこそ。
済みません。
イモムシ系がダメでしたか。
私は足が多い系が苦手です^^。
タカやんさん、ようこそ。
スズメバチに襲われてるのは別の家族でした。
しかし安全なはずの巣の中で蛾の幼虫に食われるとは。
厳しい世界です。
Posted by release-windknot at 2011年04月06日 08:16
自然界は100%?リサイクルですからね~誰が考えたんでしょう(笑)
自分は見るだけなら苦手は無い方かな?芋虫は養蚕農家だったので素手でかき集めたりは普通でしたね、数万匹単位で飼育してたはずです、今はほぼ絶滅したかな養蚕農家は・・・
自分は見るだけなら苦手は無い方かな?芋虫は養蚕農家だったので素手でかき集めたりは普通でしたね、数万匹単位で飼育してたはずです、今はほぼ絶滅したかな養蚕農家は・・・
Posted by せこい at 2011年04月10日 09:24
せこいさん、ようこそ。
養蚕農家をされてたのですか、貴重な経験ですね。
数万匹もいたら桑の葉を切らさないだけでも大変そう。
食事風景を見てみたいです^^。
養蚕農家をされてたのですか、貴重な経験ですね。
数万匹もいたら桑の葉を切らさないだけでも大変そう。
食事風景を見てみたいです^^。
Posted by release-windknot at 2011年04月10日 20:52
祖母が結城紬の糸を手で紡ぐのも見てました、繭を窯で煮て~全部見てましたし手伝いもしました
食事風景はまるで夕立のような音がするんですよ、当然桑の葉の確保は重労働で今でこそ懐かしいけど昔は嫌で嫌で、趣味で生き物を飼うのとは違いますね
ま、季節ものなので酪農養鶏養魚なんかより楽だったんでしょうかね
食事風景はまるで夕立のような音がするんですよ、当然桑の葉の確保は重労働で今でこそ懐かしいけど昔は嫌で嫌で、趣味で生き物を飼うのとは違いますね
ま、季節ものなので酪農養鶏養魚なんかより楽だったんでしょうかね
Posted by せこい at 2011年04月16日 19:39
製糸までやっていらっしゃたんですね。
>食事風景はまるで夕立のような音がするんですよ
話しには聞いたことがあるのですが過ぎ鵜ですね^^。
シルクがどうやって作られるか?知らない人が増えてきているようです。
>食事風景はまるで夕立のような音がするんですよ
話しには聞いたことがあるのですが過ぎ鵜ですね^^。
シルクがどうやって作られるか?知らない人が増えてきているようです。
Posted by release-windknot
at 2011年04月17日 21:45

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