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 子供の頃ドンコ・モロコ・フナ・ハゼなどを釣って遊んだ。そして1980年、フライで初めてシラハエ・バス・ギル・ハス・カワムツを釣った。アマゴもイワナも簡単に釣れてしまった。
昔は良かった、でも現在も毎年新鮮な場面に直面する。体が動く限りフライは止められないかも。



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2006年04月23日

川が変わると水生昆虫はどれだけ減るか

川が変わると水生昆虫はどれだけ減るか
 表はリバーネットワーク中部が毎年根尾川で行っている、水生昆虫観察会の結果を事務局がまとめたもの。
 深瀬とざら瀬と、瀬の脇のそれぞれ1平方メートル、計3平方メートルで採取できた水生昆虫をトータルして表にしてある。
 水生昆虫を毎年定点観測している事はあまり例が無いであろう。
 表には載っていないのだが異変に気付いたのは99年の春だった。
雪代の増水が引いた後、河原に粒子の細かい砂が堆積するようになった。そして近年、記録的な豪雨が続くようになって砂の堆積はますます酷くなった。

 2000年までは解禁前に下見に行くと雨の様にライズしていた天然シラメも激減し、昨年も今年も運がよければわずかに発見できるほどになった。

 近年の根尾川は瀬を歩くと石がガラガラと崩れて流れていく。造網性トビケラが壊滅的に減少し糸で石と石をくっつけなくなったためだ。そして少し流速が遅くなった場所では石が砂に埋もれて隙間が無い。
 造網性トビケラが壊滅して川底が安定しなくなって他の水生昆虫も激減してしまった。昨年復活を期待させたシマトビケラも今年は姿を消した。
 それでも今年はマエグロのスーパーハッチ(店長さんのホムペに画像あり)がありまた、Y氏がクロカワゲラニンフの久々のスーパー流下を観測している。

 かつては大量の水生昆虫に支えられ根尾川のシラメは1週間に1センチ成長し、4月の末には多くが尺を超えるまでに成長した。もはや夢のようである。

 砂の堆積が治まればシマトビケラやヒゲナガが川底を固め、早ければ2年で水棲昆虫は復活するそうだ。

 この水生昆虫の激減は一時的なものなのだろうか?
 砂の堆積は止まるのか?
 山肌の崩落は止まるだろうか?
 温暖化の影響で大気の動きがダイナミックになり、毎年の様に記録的な降雪や豪雨や乾燥が来るのだろうか?
 プアになった環境で水生昆虫が生き続けるように、人類も生き続けるのだろうか?


 でもライズを前にするとこんな深刻な問題も忘れちゃうんだよな。

 とりあえず砂の堆積が止むように願う。
 


 


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この記事へのコメント
おはようございます。
フライって、釣った釣ったと喜んでばかりもいられない
厳しい状況にあるのも事実ですね。
しっかりと研究しておられるようで感服してます。
今度、員弁川水系にも行ってこようと思います。
どこかでお会いするかも?
Posted by narukawa119 at 2006年04月23日 07:36
narukawa119 さん、ご訪問ありがとう御座います。
 員弁川水系は人の入れるところはアマゴは少ないし、或いは細流で腰をかがめて木の下をくぐりクモの巣を取り払い目の前のポイントにフライを落とすような釣りになってしまいます。しかも釣れるアマゴは小さいです。
 それでも手近なところでちょっとした秘境気分が味わえて楽しいです。
とっても狭い世界ですからきっとどこかでお会いすると思います。
Posted by release-windknot at 2006年04月23日 23:46
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