2009年06月23日
沈めるタイプのインチワームの作り方
インチワームを沈めて、って実際にはどんなフライなのか。
作り方も、って要望がありましたので載せてみました。
その前にどこかに載っていないか検索してみました。
パラシュート系やハックルを巻いたドライフライはたまに写真が掲載されている。
沈めるタイプでは試験管タワシは見られる。
しかしシェニールを使ったタイプって以外と紹介されていないんですね。
インチワーム、グリーンキャタピラ、ブナムシ・・・、ぶな虫・・・、どんな名称で呼ばれているんだろう?
もっと根詰めて探せばネット上でも公開されているんだろうか。
作り方も、って要望がありましたので載せてみました。
その前にどこかに載っていないか検索してみました。
パラシュート系やハックルを巻いたドライフライはたまに写真が掲載されている。
沈めるタイプでは試験管タワシは見られる。
しかしシェニールを使ったタイプって以外と紹介されていないんですね。
インチワーム、グリーンキャタピラ、ブナムシ・・・、ぶな虫・・・、どんな名称で呼ばれているんだろう?
もっと根詰めて探せばネット上でも公開されているんだろうか。
魚の活性が高ければドライ系のインチワームで良いんでしょう。
残念ながら私はまだドライ系インチワームにしたら高活性っていう状況に会えてません。
魚がボーっとしてドライに反応を示さなかったり食い渋ったり。
そんな時に黄緑のいもむし君を沈める効果は何度か経験しています。
ただ沈めるが故のフッキングの難しさはありますね。
あ~、もっと上手くなりたい。
前置きが長くなりましたが作り方はとても簡単です。
ボディーはシャルトリューズとかチャートリュースとか呼ばれる黄緑のシェニール。
先端の2ミリの黄緑の繊維をむしって芯の糸を出しフックに巻く。
写真では少しでもインパクトがあるように赤のスレッドを使用している。
写真ではフックはTMC2487BLの#14を使用。軽くないものを。
希望するボディー長の2倍より少し長めで切る。
写真では3センチ弱。
きらなくても出来るし無駄が少ないのだが切ってしまったほうが作業はしやすい。
先端をハックルプライヤーで摘んで左回転で拠りを入れていく。
シェニール自体が2本の糸に繊維を挟み拠ってあるので逆回転にすると繊維がほつれてしまう。
真ん中辺りでヨリの力を利用して螺旋状に重ねる。
ハックルプライヤーをアイ付近に持って行ってスレッドで止める。
ボディーがいびつになっていたら、形を指で整える。
余りボディーが長いと、キャスティング中にフックにボディーが絡みます。
ピーコックハールを1~2本準備。
ハールの先端付近は切れやすい。
指で引っ張って簡単にちぎれてしまう部分は取ってからフックにとめる。
ピーコックハールをスレッドに絡める。
ピーコックハールとスレッドを両方一緒に巻いて頭を作る。
アイ付近でウィップフィニッシュして完成。
ちなみにブナムシの頭は黄緑で、こんな色をしていません。
でもよりインパクトがあるし頭の形も整うのでこれでいっています。
このフライパターン、何か名前が付いているんでしょうか。
かなり昔にパターンブックか雑誌で見ました。
他のフライと共に写真が載っているだけで巻き方は書いてなかったような。
自分なりに巻き方を解釈して現在にいたります。
198?年夏、馬瀬川の上流部。
まだ川沿いの整備が進んでいなくて木々が生い茂り、木の隙間から狙うような箇所がありました。
見つけてしまったんです、白昼にプールの真ん中で浮き気味に定位する尺近いアマゴ。
毛虫系を含め幾つかのドライフライを試したが食わず。
ため息混じりにふと近くの枝を見ると2センチほどの青虫(ブナムシだったかも知れん)。
2匹を捕って上流に回りこみ、渓に投げ入れました。
フライで警戒していたアマゴが嬉しそうに、沈んで流れる青虫をパクリと。
さてこのフライの登場です。
高鳴る胸を押さえてキャスト。
見事に下手なキャストでドラッグも掛かって、位置も外れているのにアマゴが寄って来てパクリと。
合わせても乗りませんでした。
まともに流れていないから上手く食べられなかったんでしょうね。
釣れなかった魚、いつまでもそのシーンが記憶に残ります。
このフライを使ったほかのシーンを思い出してみると、単に本物の青虫という認識以外にアトラクターとしても効いてるような気がします。
ちなみに冬の管釣りでもよく使います。
この記事を書いていて良く似た沈めるタイプ、サンワンワームを思い出しました。
基はミミズだけど色違いにすればインチワーム。
シェニールをほつれ防止に両端を焦がしてフックに乗せるだけの単純構造でより簡単。
沈んでしまえば同様の効果があると思います。
耐久性は拠って二つ折りにしたほうが上でしょう。
←今日もポチっとお願いします
#12フックでシェニールを四つ折にしたタイプ(右側)も作ってみました。
このフライの良いところは沈んでも視認性が良いこと。
より見やすくするためサイズアップをしてみたのですがアピール力もアップするだろうか。
あ~、早く魚が釣れない状況で試してみたいな。
残念ながら私はまだドライ系インチワームにしたら高活性っていう状況に会えてません。
魚がボーっとしてドライに反応を示さなかったり食い渋ったり。
そんな時に黄緑のいもむし君を沈める効果は何度か経験しています。
ただ沈めるが故のフッキングの難しさはありますね。
あ~、もっと上手くなりたい。
前置きが長くなりましたが作り方はとても簡単です。
ボディーはシャルトリューズとかチャートリュースとか呼ばれる黄緑のシェニール。
先端の2ミリの黄緑の繊維をむしって芯の糸を出しフックに巻く。
写真では少しでもインパクトがあるように赤のスレッドを使用している。
写真ではフックはTMC2487BLの#14を使用。軽くないものを。
希望するボディー長の2倍より少し長めで切る。
写真では3センチ弱。
きらなくても出来るし無駄が少ないのだが切ってしまったほうが作業はしやすい。
先端をハックルプライヤーで摘んで左回転で拠りを入れていく。
シェニール自体が2本の糸に繊維を挟み拠ってあるので逆回転にすると繊維がほつれてしまう。
真ん中辺りでヨリの力を利用して螺旋状に重ねる。
ハックルプライヤーをアイ付近に持って行ってスレッドで止める。
ボディーがいびつになっていたら、形を指で整える。
余りボディーが長いと、キャスティング中にフックにボディーが絡みます。
ピーコックハールを1~2本準備。
ハールの先端付近は切れやすい。
指で引っ張って簡単にちぎれてしまう部分は取ってからフックにとめる。
ピーコックハールをスレッドに絡める。
ピーコックハールとスレッドを両方一緒に巻いて頭を作る。
アイ付近でウィップフィニッシュして完成。
ちなみにブナムシの頭は黄緑で、こんな色をしていません。
でもよりインパクトがあるし頭の形も整うのでこれでいっています。
このフライパターン、何か名前が付いているんでしょうか。
かなり昔にパターンブックか雑誌で見ました。
他のフライと共に写真が載っているだけで巻き方は書いてなかったような。
自分なりに巻き方を解釈して現在にいたります。
198?年夏、馬瀬川の上流部。
まだ川沿いの整備が進んでいなくて木々が生い茂り、木の隙間から狙うような箇所がありました。
見つけてしまったんです、白昼にプールの真ん中で浮き気味に定位する尺近いアマゴ。
毛虫系を含め幾つかのドライフライを試したが食わず。
ため息混じりにふと近くの枝を見ると2センチほどの青虫(ブナムシだったかも知れん)。
2匹を捕って上流に回りこみ、渓に投げ入れました。
フライで警戒していたアマゴが嬉しそうに、沈んで流れる青虫をパクリと。
さてこのフライの登場です。
高鳴る胸を押さえてキャスト。
見事に下手なキャストでドラッグも掛かって、位置も外れているのにアマゴが寄って来てパクリと。
合わせても乗りませんでした。
まともに流れていないから上手く食べられなかったんでしょうね。
釣れなかった魚、いつまでもそのシーンが記憶に残ります。
このフライを使ったほかのシーンを思い出してみると、単に本物の青虫という認識以外にアトラクターとしても効いてるような気がします。
ちなみに冬の管釣りでもよく使います。
この記事を書いていて良く似た沈めるタイプ、サンワンワームを思い出しました。
基はミミズだけど色違いにすればインチワーム。
シェニールをほつれ防止に両端を焦がしてフックに乗せるだけの単純構造でより簡単。
沈んでしまえば同様の効果があると思います。
耐久性は拠って二つ折りにしたほうが上でしょう。
←今日もポチっとお願いします
#12フックでシェニールを四つ折にしたタイプ(右側)も作ってみました。
このフライの良いところは沈んでも視認性が良いこと。
より見やすくするためサイズアップをしてみたのですがアピール力もアップするだろうか。
あ~、早く魚が釣れない状況で試してみたいな。
Posted by like a stream at 08:27│Comments(5)
│フライタイングとか
この記事へのコメント
私も、この季節、樹から落ちる緑色のケムシを待ち構えて食べている渓魚に何度か遭遇したことがあります。
こういう記事は、フライのレパートリーが少ない私にとっては、大変参考になります。
こういう記事は、フライのレパートリーが少ない私にとっては、大変参考になります。
Posted by Blue Wing Olive at 2009年06月23日 20:40
御岳のペンション横の流れでライズする岩魚が何を投げても無視したのに、黄緑のワームを流したら一発で出たのを思い出しました。水際のブナから落ちるブナ虫にライズをしていたんですねー!
今も釣れるかなー???
今も釣れるかなー???
Posted by イーグルキーパー at 2009年06月23日 21:13
Blue Wing Oliveさん、ようこそ。
ケムシやイモムシの季節になってきましたね^^。
参考になれば幸いです。
イーグルキーパーさん、ようこそ。
ドライフライを無視して一見やる気の無いような魚もブナ虫には何故か食いに動いたりしますね。
御岳周辺の渓、良いですね~。
また行って見たいです。
ケムシやイモムシの季節になってきましたね^^。
参考になれば幸いです。
イーグルキーパーさん、ようこそ。
ドライフライを無視して一見やる気の無いような魚もブナ虫には何故か食いに動いたりしますね。
御岳周辺の渓、良いですね~。
また行って見たいです。
Posted by release-windknot at 2009年06月23日 22:12
遅レスですいません。
このフライ面白そうです。
簡単そうですし、2本くらい巻いてボックスに入れておきます。
それにしても、20年以上前の釣れなかった1尾、情景まで
覚えてるなんて、釣人って、いろんな意味で凄いですね。
このフライ面白そうです。
簡単そうですし、2本くらい巻いてボックスに入れておきます。
それにしても、20年以上前の釣れなかった1尾、情景まで
覚えてるなんて、釣人って、いろんな意味で凄いですね。
Posted by jbopper at 2009年06月27日 21:41
jbopperさん、ようこそ。
ふんわりと漂う質感も食い気を誘うのかもしれません。
釣れなかった情景、いつまでも記憶に残っております^^。
ふんわりと漂う質感も食い気を誘うのかもしれません。
釣れなかった情景、いつまでも記憶に残っております^^。
Posted by release-windknot at 2009年06月28日 06:28
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