ガガンボ3形態-4

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2006年05月30日 00:55

 さて翌週の1995年3月18日この日も根尾川に行ったが前日からの雨で増水と濁り。またまた居合わせたY氏と武儀川に期待して移動。
 雨がしとしと降り続いて居るがさほど濁ってはいない。先週のプールに着くとゆる~い流れの中で、静かなゆっくりしたライズが起きていました。
 目立ったハッチは無く、水面を見ているとクリームのガガンボが水面下に張り付くように流れていきます。今日もガガンボの日のようです。

 ティペットに新作のガガンボ風ソフトハックルを結びました。
この頃私はソフトハックルにこだわっていて、全てのシーンでソフトハックルが通用するわけではない事は理解しつつもできるだけ多くの釣りをソフトハックルに集約したいと考え、コカゲ風やユスリカ風ソフトハックルなどと巻き分けて実践していた時期でした。

 沈めて、じれったくなるような緩い流れに任せて流すが反応はよくありません。何とか1匹掛けましたがばれてしまいました。
 沈みすぎて反応が良くない様なので、ティペットに沈みすぎない工夫を凝らして表層をナチュラルにキープしますが食ってきません。
 そもそもソフトハックルで騙せる様な流速では無いのかも知れません。それにウィングの印象も大事なような気がしてきました。ガガンボ風ソフトハックルを諦めました。

雨が降り続いて増水し、ライズも少なくなってきました。
スタンダードな足にCDCを使ったアダルトパターンを結びました。
足でフンワリ浮かぶフライにはこの状況では食ってきません。
濡らして浮力性を抑えて水面にべたっと張り付くようにしてやっと掛けたがすぐにばれてしまい、やがてライズもなくなりました。

 この間にY氏は4匹を釣っていました。
フライを見せてもらいましたが、スペント状態を意識して浮かびすぎる事が無いようにしたパターンでした。

 先週の経験を真っ当に生かした人と、生かしきれなかった自分と明暗がくっきり分かった日でした。

 その日以降ガガンボを偏食している状況には出会えないまま今日に至ります。
ガガンボが多く羽化している状況には多々出会います。
 先日の長良川でも石裏にいっぱいへばりついていました。イマージャーやスペントも多く流れていると思いますが大きくなったアマゴは手を(口を)出しません。
 根尾川や長良川でも早春にストマックからアダルトやラーバが出てくるときもあります。しかしガガンボを意識しなければならない状況にならないのです。そう言った訳でガガンボの釣りは自分にとってかなりレアなケースとなっております。

 余りにも少ない体験で講釈を垂れるのもなんですが・・・ガガンボシリーズまだ続く

次回予告
 ガガンボ3形態、フライの考察。コーシャクたれてよかですか!



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