ガガンボ3形態-2
ガガンボシリーズの続きです。ちなみに第1話からガガンボと表記していますが、でかいガガンボではなくウスバガガンボを対象として話を進めておりますので留意をお願いします。
明日も釣ができるので、自宅に帰って今日の状況をどうしたら釣れるのか考えて対策を立てました。
恐らく川底からピューッと浮かんでくるところをシラメが勢いよくピシッと捕らえるのでは?と言う仮設も視野にいれソフトハックルと、きらめきに反射的に反応するのではとティンセルを巻いただけの棒状のフライ等を幾つか巻いて見ました。
ところで画像のフライは当時巻いたものでマスタッドの94840#18を使ってます。何だかフッキングが悪そう、でも未だにフライボックスに入っています。
1989年5月4日、夕方また金原ダムの流れ込みに向かいました。
昨夕の岩盤からではアップにしか投げられませんでした。沈んだフライの操作性を考え、ライズの横に立つために昨日とは反対側の岸でガガンボのハッチを待ちました。
ノートには‘モンカゲロウのハッチが少しあるがライズ無し‘と有ります。
18時近く、昨日よりも多くのガガンボがハッチし始めました。羽化したガガンボが寄り集まって5センチ程のボール状の塊となって、次々に風に吹かれながら転がるように流れていった光景を思い出します。
昨日はこの時間にシラメのライズが起きたのに一向にピシャッというライズは始まりません。
下流でチビたライズが有ってウグイとカワムツとシラハエを釣りました。
昨日見た、シラメがスプラッシュを繰り返した光景はもしかして夢???まったく本流で大きくなった気まぐれ君達には参ってしまいます。
結局自分なりに考えたガガンボの対策を試す事ができないまま帰宅しました。
その日以降もガガンボが大量にハッチして更に流れ込みでピシッとライズする、という状況に遭遇できないまま今日に至っております。
自分が遭遇せずとも誰かの体験を知りたい、だからフライフィッシャー誌に書いておられた某氏には釣ってもらいたかったのです。
第2話は勇んで出かけて見たものの尻すぼみな話に終わりましたが、ガガンボの話はまだまだ続きます。
次回以降の予告
武儀川にて観察力が乏しかったが故に見抜けなかったハッチ、そして翌週スペントへの対応を誤って釣れなかった話等々・・・
あなたにおススメの記事
関連記事