ガガンボ3形態-1

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2006年05月22日 01:15

今月のフライフィッシャー誌にガガンボに関する記事が載っていましたね。
 読まれなかった方のために大まかな話を書くと、鬼怒川で大量のガガンボのハッチがあり最初はスペントで何匹か釣れたけど、時間の経過と共にスプラッシュのようなライズになり、恐らくはガガンボのイマージャーを食ってるのだけれど釣れなかった、という話でした。
 読みながら、過去にガガンボで釣れなかった経験を思い出し、できれば‘このフライをこの様に使って釣れた‘と言う結末を期待したのですが上手く行かなかったようで残念です。

 経験を書く前にタイトルの‘ガガンボ3形態‘ですが、幼虫から成虫に至る変態様式の事ではなく、イマージャー・浮いてるアダルト・スペントの事です。
 ガガンボの偏食に遭遇した経験も数えるほどしか有りません。
印象に残る経験を釣り日誌から拾ってみたら、最初は17年前でした。

 1989年5月3日、やっと仕事から解放されて17時頃根尾川の金原ダムの流れ込みの岩盤の上に立ちました。 当時は今ほどダムへの土砂の堆積が進んでなくて流れ込みはもっと上流にありました。更にその後護岸もされ今では当時の様子を窺うことはできません。

 その年の3月末にもその場所で、昼にマダラ系カゲロウのハッチがあり未熟な腕でも太った25センチが釣れました。ノートにはガガンボが沢山出たがストマックにはあまり入ってなかったと記録しています。
 夕方には何か虫が出て良いサイズがライズをしないかなと期待して待っていると、17時半頃から大量のガガンボがハッチを始め自分が立っている岩盤よりも上流の流れの速いところでピシッピシャッとスプラッシュが起き始めました。
 
 当時CDCは既に市場に出始めており、足を長く付けたアダルトや背中に少量つけたタイプを流してみましたが完全に無視され、流れから外れたところでカワムツが釣れただけで惨敗でした。

この話、長くなるのでまた後日。

予告編
 ガガンボのライズに惨敗した対策を自分なりに考え、翌日も釣に行きました。




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