ニュースから引用>県首長会議で宮本和宏守山市長が「釣り客はゴミも出すなど琵琶湖に負荷をかけており料金を取るべきだ」と提案し、三日月知事が答えた。
県琵琶湖保全再生課によると、今年度は調査費として300万円の予算を計上し・・・
>滋賀県の三日月大造知事は21日、県庁で記者会見し、琵琶湖の活用促進に向けて、外来魚釣りやバーベキューなどレジャー利用の有料化を検討していく考えを明らかにした・・・中略
>有識者会議では他府県の事例を踏まえ、湖上スポーツやエコツーリズムなど琵琶湖に親しむ具体的な機会づくりを検討する一方、利用による環境負荷を抑える工夫として外来魚釣りやバーベキュー、プレジャーボート、28カ所の湖岸公園の利用などについて経費負担の在り方を検討する・・・
>今後、毎年度百億円以上の財源不足を見込む滋賀県は21日、来年度予算で実施する財源確保策の検討状況を明らかにした。県有地の売却などで歳入を増やす一方、既存事業の廃止なども進めて新たに約15億円を捻出するとした。外来魚駆除の事業費削減も盛り込まれ、県議からはこれまでの駆除効果が損なわれることを懸念する声も出た・・・
時系列でいくと今のところこんな感じでニュースが流れている。
>これまでの駆除効果・・・
効果が無かったことは水産統計に表れている。
他にも疑問点が多々あるのだが・・・最後のニュースの財源不足が累積して・・・ってところがポイントなんだろう。
外来魚リリース禁止を平成15年から予算を付けて実施し続けているのに可燃ごみを増やすだけで有用魚の漁獲は減り続けた。
この無駄も削減すべきなんだが・・・
こんなに見やすい無駄も省けないんだから、たぶん他にも止められない無駄が多くありそうだ。
かつて滋賀県の推計で年間の釣り人が80万人(2200人/1日だからかなり控えめな推計と思われる)他のレジャー利用者も合わせたら凄い数になる。
琵琶湖は利用価値が高くてそこから税収を補おうとするのは当然の流れだろう。
ただし・・・
>県は過去に2度、プレジャーボートを対象にした「湖面利用税」と「琵琶湖レジャー利用税」の導入を検討したが、納税者の特定の困難さや膨大な徴収コストを理由に断念している。
広い湖岸線に散った釣り人からの徴収も膨大な徴収コストを理由に断念せざるを得ないだろう。
利用税の納付は釣り人の善意に頼ることになるんじゃないか。
一般の企業であれば不採算部門を廃止するとともに、利用料を払ってでも利用に来てもらえるように工夫をするだろう。
滋賀県にそれができるだろうか。
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画像の説明
琵琶湖の内湖である西の湖畔。湖面にはヘドロ浚渫に関係するオイルフェンスが見える。
手前には老朽化して立ち入り禁止の桟橋の先にある外来魚回収いけすとその存在を示す新しい幟。
この状態を困る人はほとんどいないから問題もないのかも・・・予算の消化が目的化しているのかも。
>県議からはこれまでの駆除効果が損なわれることを懸念する声も出た・・・
バスの駆除を始めた当時200~300トンのホンモロコの漁獲があったのに近年は10トン台に激減した。
関係性を表わすと・・・バスが減るとホンモロコも減るという{正}の関係になってしまう。
この県議さんは何を基に駆除効果があったとしているのだろう?聞いてみたい。