琵琶湖のコアユ、10年で37%小型化のニュース
昨年12月26日付のニュースで{琵琶湖のアユ、10年で1・4センチ小さく 滋賀県調査で判明}タイトル。
年を超えちゃって消えないうちに載せておく。
以下京都新聞からのコピペ ↓
滋賀県は26日、琵琶湖で取れたアユの体長が過去10年間で縮小傾向にあると明らかにした。最も顕著な4月には平均値で14ミリ小さくなり、昨季の不漁の一因になったという。湖水の透明度が低下し、プランクトンの量が減少しているが因果関係は分からず、県は検証を進める方針だ。
県水産試験場(彦根市)が、県内八つの漁業協同組合の定置網で取れたアユを月ごとにサンプル調査している。
2007年から今年の10年間は、アユ漁を行う前年12月から8月の全期間で体長が縮小した。特に傾向が強い4月では平均値で14ミリ小さくなり、07年の62ミリから今年は37%小形化し、定置網の漁獲サイズ(40ミリ)に満たない39ミリだった。
県は昨季のアユ不漁を、産卵時期の一極集中や遅生まれのためと分析しているが、「体長の縮小傾向も背景にある」とみている。
過去10年間で北湖の年間の平均透明度は8メートルから6メートルに下がり、アユの餌になる動物プランクトン量も減ったが、縮小化との因果関係は不明という。同試験場は「解明は今後の大きな課題」と述べた。
琵琶湖のアユの体長は同様の調査を始めた1974年から83年まで縮小し、84年から2006年には拡大の曲線をたどっている。全期間でみると、冬と春は小形化しているが、夏場は横ばいだという。
今季のアユ漁は、26日時点の漁獲量が16トンで養殖業者の注文量(22トン)に達しておらず、年内の到達は難しい状況だ。過去10年では昨季に次いで2番目に悪い水準になっている。 ←引用の終わり
にほんブログ村 ↑ ポチっと押して暖まろう
10年で37%っていうのは体長比。
体重比で行くと×0.37×0.37=って単純な計算にはならんかも知れんけど、もっとすごい減少になっていると考えられるから漁獲量にはかなり影響してる。
冬~春に十分な餌が摂れていない。
餌資源で競合すると思われるイサザとワカサギも10年で統計上の漁獲が増えてるわけでもない。
海の沿岸漁業でもダムが出来ると漁獲が減るらしいからな、そんな影響が琵琶湖でもジワジワでているのかも知れん。
>84年から2006年には拡大の曲線をたどっている。
また拡大して元に戻るんだろうか?
関連記事