故 西山徹氏
昨日3月2日は、故 西山 徹 氏の命日でした。
2001年に亡くなられたのでもう丸7年になるのか。
写真の日付は1996年10月6日、亡くなる5年前の西山徹さんです。
背景は琵琶湖。
フライでバスを釣ろうという大会の中で、西山氏がキャスティングを見てくれるイベントがありました。
その時に同行の仲間が撮ってくれた、私にとっては宝物の写真です。
20名くらいの人が交代で西山さんのコーチを受けました。
集まった人の投げ方もレベルもまちまちですが、その人の手に届く範囲のポイントや次へのステップを優しくアドバイスされておりました。
氏の教え方はとても参考になるもので、ビデオに撮っておくべきだったと友人が嘆いていた事も覚えております。
さて、いよいよ私の番となりました。
このときはシューティングヘッドを持参してました。
アドバイスは「それだけ飛べばもう充分だよ、今までの経験からしっかりフッキングできるのは25ヤードあたりからで、30ヤードより先ではなかなかフッキングできないよ。」
「強いて言えばもっと左手で投げる事を意識したらどうか」というものでした。
氏の考え方が現れていて、そして私向きの言葉でした。
それから2年後、幸運にももう一度釣り人の会合で西山さんと話す機会を得ました。
終始にこやかに自然や釣り人や魚の事を語ってくれました。
たった2度の出会いでしたが私が今でも最も好きなFFMです。
氏の魅力は何なんだろう。
上手く表現できないのだけれども豊富な知識や経験を有しながらも押し付けがましくもマニアックでもなく、初心者の方にも釣りの楽しさが自然と伝わる。そんな人柄なのかなと思います。
魚をたくさん釣って見せてくれるプロは多い。
でも西山さんは魚を釣らなくてもプロだと思う。
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享年52歳。
もっともっと楽しさを伝えて欲しかった。
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