深浜の辺り。
シャローもブレイクラインも浮き草ビッシリ。
前回下流の水門を開けて排水したのはいつなんだろう?
浮き草を見る限り長い間排水していないように見える。
それでも水質は浮き草や藻が浄化してくれた為か中下流では良好で、この暑さでも透明度が高くなっています。
浮き草の少ない浅場を覗いて見ると・・・
バスとギルとシラハエが表層をたむろしています。
ボラの群れは敏感だし足が速くて上手く写せない。
藻の中でボール状になって餌を摂るフナの群れ。
何群か見ました。
透明度が回復しているので近付いて川を見ると色んな魚種を目視する事が出来ます。
大江川では少数のカダヤシ、隠れるのが早くてなかなか見られないよ。
何故か成長の遅れた小さなヨシノボリが沢山。
黒い縦条があって背びれに黒点のあるのはヒガイ。
水底にベッタリくっついているあれはカマツカ?
時折ヒラを打つ扁平の魚と縦長の魚は何だろう?
以前ヒガイを釣ったとき、吻の尖り具合からビワヒガイと判断したのだがもう一度確認してみたい。
こうなったら釣らねばなるまい。
残された時間は1時間半ほど。
車の荷室から小物釣りタックルを取り出してセット。餌は練り餌。
フックは黄色いファーを巻いたフライフックで餌落ちした後も魚の興味を引くようにしてあります。
問題は浅場でたむろするブルーギルをかわせるかどうか。
ギルの猛攻をかわせません。
小さな針を飲み込み攻撃に閉口。
練り餌の効果が出てきてフナもヒガイもカマツカも浅場に集まってきているのに、餌を投入すると真っ先にギルの群れが飛びついてきます。
錘を付加して沈下を早くするのとギルが咥えてもあわせないようにして、ギルの関心が遠のいた後のかすかなアタリを取るようにして・・・
目視できていなかった伏兵、デメモロコが釣れました。
初めて釣ったデメモロコをしばし愛でる。
ヒガイやカマツカやフナは良く見えるのに、こいつは餌の近くに来ても存在に気付きません。
同じパターンでその後2匹釣れました。
今日は小魚運搬用のボトルを持ってきてないので持ち帰りして飼えない。残念。
やっとフナが釣れました。
体高の高さからヘラブナでしょう。
体高の低いタイプでギンブナと思われる魚の群れも目視出来るのですが釣れませんでした。
カマツカの数が増えてきました。
右上に見える黒い縦条のある、一見バスの稚魚の様に見えるのがヒガイです。
フックをベタ底にして見釣りで釣ったカマツカ。
近辺の水路でガサガサでツチフキが採れたことがあります。
よく似た魚だけど何故か一緒に居ないんですよね。
ちょっと見難いけど、画面中央のコンクリート塊の上にヒガイが複数集まっています。
ヒガイは何故かこんな石の上が好き。
大江川でも琵琶湖でも捨石のあるところで良く見られます。
時間の経過と共に他魚の数がギルを上回るように感じられてもギルの活動力がすごくてヒガイに食わせることが出来ません。
20センチ位のコイが回ってきました。
フックを水底に置いて待つ待つ・・・喰った!
掛かりが浅かったのかすぐにバレてしまいました。
もう終了の時間です。
今日の釣果はデメモロコ3匹、ヘラブナ1匹、カマツカ1匹、ギル10匹くらいでした。
ヒガイがカワヒガイかビワヒガイか特定できなかったし、ヒラを打ってる魚の中でフナとは違う魚が居たように見えるし、もう少し根詰めて釣りたかったなー。
大江川は私にとって、延竿1本で釣る気になれば10種は制覇できてしまうし、浅場を眺めていても色んな魚種が観察できる手近な自然水族館みたいなところです。
毎回来るたびに掃除させられる廃棄ライン。
少しは少なくなってきたんだろうか。
人にも他の動物にも危険なのだ。
丸めてポケットかルアーボックスに回収すれば済む話なのに。
※大江川畔のプロショップ、オレノの武山孝次氏が亡くなられたことを知りました。
10年ほど前だったか、店で何も買わない私の質問に答えて大江川の変遷を語ってくれた姿を思い出します。
その時に話して頂いた内容も含めてまた大江川の事を書きたいと思うのですが・・・
いつも人が亡くなるたびに思うのだがもっと話を聞いておけば良かったと。
残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
あなたにおススメの記事