三重県で捕獲のクマを滋賀県で放した理由ともう一つの疑問

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2015年05月29日 21:35

5/27に起こった事件で三重県と滋賀県のローカルなニュースなんだが、突然襲われた方は本当にお気の毒である。
もの凄い恐怖だったであろう。

 三重県が謝罪したことは複数のニュース記事で流れた。
なぜ三重県で捕獲したクマを滋賀県側で放したのか?が載ってるニュースがやっと見つかった。

>「三重県側の山中が急しゅんで適当な場所が見つからず、隣接する滋賀県側に放した」と説明しているということです。

ってことらしい。

   
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引用元 NHK NEWS web
三重県で捕獲のクマ 滋賀県で放す
5月28日 18時14分

    ↓ 以下 コピペ

三重県で捕獲のクマ 滋賀県で放す
5月28日 18時14分

引用元のnewsには動画あり

27日、滋賀県でお年寄りの女性がクマに襲われ、顔の骨を折る大けがをしましたが、その10日ほど前、現場に近い山の中に隣の三重県の職員がツキノワグマを放していたことが分かりました。
女性を襲ったクマと同じかどうか分かっていませんが、三重県は滋賀県側に連絡しなかったのは不適切だったとして謝罪しました。

27日午前4時半ごろ、滋賀県多賀町で道路脇の地蔵堂に参拝に訪れていた88歳の女性が後ろから近づいてきたクマに襲われ、ほお骨を折る大けがをしました。
女性が襲われた現場からおよそ6キロ離れた同じ多賀町内の山の中では、今月17日、三重県の職員が、隣の三重県いなべ市で捕獲されたオスのツキノワグマを放したということです。
職員は「三重県側の山中が急しゅんで適当な場所が見つからず、隣接する滋賀県側に放した」と説明しているということです。
女性を襲ったクマと同じかどうか分かっていませんが、女性がクマに襲われたことを受けて28日午後、三重県の担当部長が滋賀県庁を訪れ、「クマを滋賀県で放った際にすぐに連絡すべきで、対応が遅れ本当に申し訳ない」と謝罪しました。
三重県の担当部長は、滋賀県内でクマを放ったことは常識的にはありえない対応だったとしたうえで、職員から「滋賀県との県境に放った」という報告を受け、当然、三重県側に放ったものだと思い込んでいたと、いきさつを説明しました。これに対し滋賀県側は抗議するとともに、再発防止策の徹底やクマの早急な捕獲を強く求めました。
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滋賀・多賀町がパトロール

滋賀県多賀町では、女性を襲ったクマが今も近くにいるおそれがあるとして職員4人が山の中に入り、クマを捕獲するため、おりを設置しました。
また、三重県の職員が放したクマには電波の発信器が取り付けられているということで、多賀町の職員は受信器を携帯して、車で林道に入りクマを捜索するなどパトロールを強化しています。
滋賀県によりますと多賀町でのクマの目撃情報は、この10年間で、おととしあった1件だけだということです。
多賀町の久保久良町長は「今回、女性を襲ったクマが三重県が放したクマだとは確定していないが、考えられないような行為で憤りを感じている。住民の不安を解消するため、パトロールや捕獲に向けた取り組みを進めるとともに、三重県に対し、厳重に抗議したい」と話しています。


クマ放す方法は自治体判断

環境省によりますと捕獲したクマを再び山に放す場合に全国的に統一されたルールはなく、それぞれの自治体の判断に委ねられているということです。
滋賀県ではツキノワグマの保護管理計画を定めていて、この中で人に危害を加えた場合などを除き、原則、麻酔をかけたうえで捕獲した場所と同じ市や町に放すことになっています。
一方、三重県によりますと、三重のマニュアルではクマを放す際、「発信器を装着して奥地に放す」となっていて、放す場所については決めておらず、周辺の自治体に連絡する手順も定めていないということです。
今回の三重県の対応について、滋賀県は仮に事前の連絡があったとしても、ほかの府県で捕獲されたクマを滋賀県側で放すような行為に承諾を与えることはありえないとしています。


三重県がマニュアル見直しへ

三重県農林水産部獣害対策課の宇田孝彦課長は「野生動物を保護した際の対応について県のマニュアルには『山奥に放す』という記述しかなく、県外に放すことの禁止などは決めていなかった。今後は放す範囲やその決定方法、関係者への連絡方法などを検証し、マニュアルを見直していきたい」と話しています。



 三重県内でイノシシ用のワナに誤って掛かってしまったツキノワグマ。
引き取りに行った職員も正直困っただろう。
発信器を付けて山奥に放す・・・山奥に

 車で運べる範囲で“山奥”はかなり難しい。
民家から何キロ離れていれば良いのだろう。
たぶん国道306号線を滋賀県まで行ったのだろう。
三重県側での“山奥”も無いことは無いのでもうちょっと地元の人と相談してみれば・・・とは思う。

 もう一つの疑問。
ジモティーしか分からないことだけど・・・
クマが捕れたいなべ市二ノ瀬は員弁川の左岸側の支流域。
養老山地に二ノ瀬越えという峠道があって、峠の向こうは岐阜県海津市。
だから最初にニュースを知った時には「なぜ岐阜県境で捕れたクマを鈴鹿山脈を越えて滋賀県に?」って思った地元民もいたと思う。

 この答も
>三重のマニュアルではクマを放す際、「発信器を装着して奥地に放す」
にありそうだ。

 養老山地はそんなに山が深くなくて、どこに放しても民家が近そうだもんな。
で、鈴鹿山脈に運んだけど放すところが無くて滋賀県側に・・・ってなっちゃったんだろうか。

 養老山地も鈴鹿山脈も「クマは居ない」っていうのが10年ほど前までの定説だった。
そんな地域だけに捕獲後に放す場所は余計に難しそうだ。


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