Svend Asmussen (スヴェンド・アスムッセン)

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2012年11月28日 21:10


 1916年デンマーク生まれのジャズバイオリニストの大御所。
でも日本ではあまり有名じゃないみたい。
 日本語版ウィキペディアで調べると・・・
ジャンゴラインハルトの相方のステファン・グラッペリの頁はある。
でもスヴェンド・アスムッセンの頁はない。

 動画では絵と音がずれてしまっているのがちょっと残念。
デンマークでのライブで、バンド名はThe Svend Asmussen Quartetと紹介されている。 
 googleでの検索ヒット件数
ステファン グラッペリ では 約 109,000 件
スヴェンド アスムッセンでは 約  1,420 件
Stephane Grappelli では約 1,230,000 件
Svend Asmussen では約 277,000 件
世界的にもグラッペリのほうが有名そうだ。

 プロの演奏家は山ほどいてとても全てを聞き込むことは出来ない。
どの音が印象に残るかは一期一会のようなものでもある。
私の中では最も印象的なヴァイオリニストはスヴェンドアスムッセンだった。

 1980年頃、FM放送の番組でたまたまスヴェンドアスムッセンを聞いて強く印象に残った。
テープにも録っていて繰り返し聞いた。
曲はC jam bluesでライブでの録音だった。
メンバーはケニー・ドリュー
   ニールH.O.ペデルセン
   エド・シグペン
のケニー・ドリュートリオの面子。

 それまでにもジャズヴァイオリンは聴いたことがあったはず。
でもスヴェンド アスムッセンのソロが光った。
テープを聴いてヴァイオリンのソロをギターでコピーしてみた。
特に音の飛び方がカッコウ良かった。
未熟な自分のギターソロにも少し幅ができた(と思う)。

 楽器店でアスムッセンのレコードを探したが見つからなかった。
もちろんジャズヴァイオリンなんてジャンルも売り場には無かった。
現在ならウェブで検索して手に入れることが出来る。
80年台、さほど売れないプレイヤーの名前を手掛かりに探すのは大変だった。
店員から「ケニードリューの中にヴァイオリンが入っているのがあった」とのアドバイスを受けてやっとアスムッセンのLPレコードに辿り着けたのはとても嬉しかった。


 このCDは90年台になって知人からプレゼントされたもの。
タイトルは違っていたが内容は全く同じだったのでLPは売ってしまった。
写真の右下に小さく KENNY DREW TRIO WITH SVEND ASMUSSEN と記されている。
収録9曲の全てにアスムッセンが入っており前面に出ている。
ひょっとしたらアスムッセンがリーダーで作ったけどネームバリューからケニードリューで売り出したのかも。



 上のリンクで視聴もできます。
新品で¥3,800なのに中古で¥46,498なのが凄く謎。







      
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>特に音の飛び方がカッコウ良かった。

開放弦の音がGDAEって、ギターよりも飛んでることも関係あるのだろう。
恥ずかしながらヴァイオリンの開放弦の音程もウェブではじめて知った。
世の中いくつになっても知らないことがいっぱいだ。


 音の幅も遊びの幅も大きい。
コメディアンみたなのもやってたんだね^^。




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